2016年2月10日水曜日

Bitcoinを用いた海外送金と運用術(2016年2月)

最初に書いておくが、At your own risk。
私はリスクに応じてやっているので、読者の情報不足や勉強不足によるこのブログの鵜呑みでの被害などは感知しないし責任を負う気もない。

2016年2月は国際経済において非常におもしろい状態だと思う。
別段日本が経済的に強いわけでもないのに円高が進み株安に陥っている。

中国の経済が非常にまずいことになっているようだし、バブルの崩壊とそれに伴う国際的不況が予測されている。

というわけで、仮想通貨をもちいて海外送金と運用を考えるのに最も適した時期になったと感じた。
(理論が飛躍しすぎだ…)
日米に拠点がある人や日本に帰国したばかりの人にすすめたい。

Bitcoinを用いた海外送金はまだ一般的ではないが、リスク判断とGateway利用のための認証ができれば、送金手数料が限りなくゼロなので非常に有利だと思う。
単純に送金に用いる場合のコツは、相場を確認して(円からドルなら、円/BTC をドル/BTCで割ればすぐ算出できる) なるべく短時間で行うこと。相場が荒れている時にはやらないこと。


主にアメリカで運用するために送金することを考えているが、その前に仮想通貨で一儲けしようと考えている。課税されるのは仮想状態から現実通貨にした段階なので、利益を現実通貨にしなければ良いのだ。つまり、儲けたBTCはどういう形であれ仮想のまま用いれば良い。その手段については自身で探すべし。あまり考えるより利益を毎年20万円に設定するのも意外に簡単にできそう。とりあえず、送金し終わった段階で現実通貨で利益をだすのは最低限に抑える予定。
  • 円高がすすんでいるのでBTCが円建てでやすい時期にBTCを買う(A円分)。
  • 中国人民元切り下げ時にBTCが高騰する。この時にドルだてで売るが現金化はA円分のみ。
    • 切り下げが発生しなくてもBTCの採掘半減期で値段が上がると予測される。
    • ドルの利下げが国際経済を救う手段になりうるが、これもBTCのドル建てに有利。
  • 不況になってから米国の株を安値で購入 。 長期で運用(雑所得の発生)
  • 将来的に必要に応じて(円安にもどると考えているが)円に戻す(為替差益の発生)。
今は、居住国が日本なので、とにかく株式の利益と為替差益が20万円を越えない範囲(雑所得)で最初はちびちびやる予定。越えてしまったら、しょうがないので税金を払う。仮想状態の現金化もドル・円なんでもいいが、雑所得の範囲内でやるもよし、仮想通貨のまま用いるも良し。
クレジットカードで戻すこともできるが、為替差益には注意したい(計算が面倒)。
為替差益さえきちんと計上すれば、Foreign transaction fee が無料のクレジットカードがあまりに良いので、円に戻す際に有用だろう。私はHhonors reserve cardをもっているので、これを用いる予定。


ドルでの運用(株など)は(日米ともに)申告が面倒だが今後の日本の経済と円の強さにあまり期待できないので、その価値はあると思う。特に株だとDRIPなど日本にない取引システムも魅力的だ。
私が用いているゲートウェイはBTCBOX、Bitstamp、少しだけCEX.io、株式はFirstrade。
日米に拠点がある人や、帰国した翌年の人(IRSなどの書類を日本宛におくってもらうので英語でのresidencyの証明になる。)には簡単にverificationができるだろう。

ちなみにかなり巨大なエクセルファイルを作り、すべてを管理できるようにした。
脱税にならないように、利益管理も織り込み済みだ。


2 件のコメント:

  1. 私もfirstradeに口座開設している日本居住者なのですが、仮想通貨の入出金スキームが組めずに困っています。
    ご助力いただけませんでしょうか?

    以下の流れで日本から安価に資金移動する方法を考えてます

    中略⇄アメリカの取引所⇄(WireかACH送金)⇄自分名義の米国銀行口座⇄証券会社口座

    coinbase始め大手取引所は軒並み、USに住所が無いとUS銀行口座からの入出金を受け付けないので、現在悩んでいるところです。
    ここを解決できる方法を知りたいと思っております。
    よろしくお願い致します。

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  2. Coinbaseは確かにアメリカの住所が必要で利用を断念した記憶があります。
    その他のアメリカの取引所もダメだった気がします。
    そのため、現在用いているBitstampもcex.ioも両方共ヨーロッパ圏の取引所だったと思うので、WireかAchを前提にしている時点でお役に立てないかもしれません。あと、アメリカの銀行は仮想通貨を嫌っているフシがあるので、最悪口座の凍結も考えられます。(アメリカの仮想通貨関連の掲示板で凍結された誰かが文句言ってました。)

    怪しげなSpicepayという取引所を用いたSpicepay→Paypal(アメリカの銀行口座にリンク)→アメリカの銀行口座は私個人にとっては実績がありますが、Paypalは高額のお金の移動には向かない(paypalの口座が凍結されることがあるらしい)と思われます。僕は少額ずつ移しています。逆方向はやったことがありません。アメリカの銀行からの資金の移動はforeign transaction fee freeのクレジットカードの利用を前提だったので調査不足で正確なことが言えません。
    あまりお役に立てず申し訳ないです。

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