2016年1月24日日曜日

AmericaのCredit card6 まとめ

概論・各論・現在(2013年)自分が使っているカード一覧の順番で書いてみた。(2015年、2016年に一部校正。2016年現在も内容はほぼ変える必要はないと思う。)

今回hhonorsのクレジットカードを調べながら(2014年には取得)、日米のクレジットカードの特徴が垣間見えたのでメモ。
所詮私のような貧民の考えることなので、ブルジョアを誇るひとのクレームは受け付けませんw

まずは概論

1. アメリカの方が、Rewardsが圧倒的に日本より良い。
これは入会特典も利用額に応じたポイント・マイル・キャッシュバックも。
これは日米のクレジットカード利用傾向の違いが一つの理由かもしれない。
アメリカ人の中には日本で言うところの”リボ払い”にする人が日本に比べて多い。つまりアメリカ人の方が良い顧客。
クレジット会社は新規顧客を得るためにRewardsを上げる。これには会社同士の激しい競争もからんでいる。
また、クレジット社会なので、クレジットカード利用率が圧倒的に高い。手数料の還元もありそうだ。
最大5%-6%還元分野をもつドル建てカードが存在する。日本は1-2%が多い>かな。

2. プライオリティパスは日本の方が安そう。
プライオリティパスがついたカードをアメリカではあまり見ない。あっても高い(年会費300ドル以上かな)。
日本国内だとラウンジの数も少ないことと関連があるかもしれない。
国外に多く出かける日本人は(楽天とかMUFGプラチナとかセゾンプラチナアメックスとかで)是非持つべきなのかもしれないw <年間1万円程度の価値

3. 日本国内クレジットカードラウンジ
もうね、ゴールドカードだらけの日本でみんな使ってるわけだけど、アメリカでこの制度は多分ないと思う。
サービス大国日本って感じなのかなw 三井住友の某カードの年会費からするとカード会社にとって<年間2800円以下の価値>なのだろう。ファミレスのドリンクバーが日本には多くあるけど、アメリカで見ないのと同じかなw ステータスと言うより、ファミレスで国家試験勉強していたころの自分を連想させる罠w とはいえ、便利だしもちろん使ってますYO!

4. コンシェルジュサービスについて
なんかVisa signatureつきのカードががゴールド以上のカードだとか書いている日本語のサイトを見かけたが、そんなことはない。<アメリカドル建てなら無料のカードでもついてる>カードがいくつもある。日本はコンシェルジュサービスを高く評価しすぎなのかもしれない。ちなみにアメリカのVisa signatureは日本語に対応していない(アジアとは経営が違うようだ。)。
一度使ってみたが、非常に丁寧で良いサービスだった。英語での電話に壁がない人は試してみると良い。

5. クレジットカードにたいする考え方
いろいろなサイトに載っているので割愛しても良いのだが、アメリカでは"クレジット"カードであり、国民総背番号制にあたるSSNに紐付けされている。そのため個人の”クレジット(経済的な信頼度(米))”に多く寄与する。日本だとブラックリストぐらいしか話題にならないけど、アメリカだとFICOスコアの形で点数化されている。FICOスコアが良ければ、経済的に信用されるので、生活しやすくなる(お金・家・車を"借りる"際の信頼度として)。
逆に日本のいくつかのカードのように、”持っているだけ”で特典(ラウンジ・手荷物輸送・保険自動付帯など)が大きいカードはアメリカでは多くない(アメックスプラチナとか?)。
話は変わるが、バカなアメリカ人が使うのか、バランストランスファーという項目がアメリカにはある。金を返すために新たに借りる…ってw まぁ、うまくやると期限付きで利子なしで借りることが可能になる場合もあるらしいが、手間を考えるとめんどくさすぎだろと。クレジット社会という名の借金大国アメリカ www いずれ国まで揃って連鎖破産かもw

6. 限度額
年会費無料のカードでもアメリカだととんでもない限度額にまで上がっていくことがあるみたいだ。
利用率を各カード20%以下に収めた方が良いとか言われているし、限度額が低いカードは”使えない”カードになる。スコアが上がれば限度額をフレキシブルに上げて、顧客に使ってもらおうという意図かもしれない。

7. 為替手数料
かからないカードがアメリカにはいくつかある。Capital oneの全部(かな?)、Discover、他。
日本のカードにもあるのかなぁ。年会費無料であれば、申し込みたいところだ。

あとは蛇足だけど各論メモ

1. アメックス
アメリカのカードだからアメリカのカードの方が"日本支社"のカードよりパフォーマンスが圧倒的に高い。
日本で純正のアメックス持っている人は、正直何がうれしくて持っているのか、さっぱり分からない。
ドル建てへの変更狙いで渡米前一年間もつのはありかもしれないけど。

・日本だと限度額が低めのことが多い。
・年会費は日本の方が圧倒的に高い。
・入会審査は圧倒的に日本の方が緩い(ステータスwwww)。
・還元率はアメリカの方が圧倒的に有利。
・カードの種類もアメリカの方が多く、特徴がそれぞれある(Blue cash preferredとか凄いよね)。
・日本のAmexは、プラチナ以外、目立った項目が見当たらない。(つまり持つ価値がない+アメリカのプラチナは約半額。)

日本のアメックスは使いにくくて、還元率も低いのに高い年会費を払って、ありもしないステータスを買っているわけかな。
たしかに日本版アメックスプラチナをもっていれば、無駄遣いできるほど金が余っていることを誇れる(そこを誇れる人間とは付き合いたくないけど)わけだ。とはいえ、プラチナしか、目立った付帯サービスを持ったカードが日本アメックスには存在しない。一部の人にとっては元がとれるか、その価値があるのだろう。 しかし今まで書いてきた太字の部分を見てもらえば、ホントの価値がどの程度かすぐ分かるだろう。
アメックスはアメリカだと年会費無料のカード・還元率が非常に高いカードも発行していて実利が高いし、高いクレジットスコアだけじゃなく、傷のないクレジットヒストリーホルダーじゃないと審査に通らないことをステータスとみなすこともできる。アメリカのプラチナの年会費も一度は見てみると良いだろう。
支払い遅延にすごく厳しいことと、使えない店が結構あること・限度額が一見決まっていないカードがあること・アメックス独自のポイントの利用しやすさが微妙なことなどは日米共通w
日本における入会審査の甘さは、日本人をクレジットヒストリーで判断できないこと・借金を嫌がる文化に基づく最短返済率の高さのせいもあるのかも。つまり、ほとんど借金をしない(クレジットヒストリーがない)人でも、いざ貸してみると高確率できちんと返す(信頼度の高い)顧客にあたるというバックグラウンドがあるのかもしれない。

2. その他日米共通カード
もう書くの疲れたw ぶっちゃけ1といっしょだ、多くの場合。

3. 日本独自のカード
持っているだけで…と言うカードで魅力的なものも結構あるのが特徴。みんな現金主義?還元率は正直微妙。マイルを1マイル2円換算しているサイトもあるけど、JALマイルとかちゃんと評価すると1マイル1-1.5円程度だ。LCC参入で多くの人にとってさらに下がっているだろう。

4. アメリカ独自のカード
3枚の3ヶ月ごと5%分野別還元カードとUS bank cash+などの5%キャッシュバックカード
サーチャージまでマイルで払える航空会社カード
入会Rewardsがとんでもないカード(日米のhhonors カードを比較してみると…)
ともかく入会特典・利用付帯の特典が充実している。

まとめ

日米クレジットカードの違いは、国柄・国民性・文化の違いを色濃く反映している。
両方のクレジットカードを持つ機会があるなら、付帯サービスと自分の生活パターンを良く考えてカードを選びたい。

現在持っているカード(年会費) <総利用限度額20000ドル/月 スコア740程度 ヒストリー:3年目>
JAL-USA (70 -> 20 -> 解約)
Amex blue cash preferred (75)
Discover it (0)
Chase freedom (0)
Hhonors amex (0)

日本のカード
セゾンゴールドアメックス(1万円ぐらい)
楽天(0)

取得検討中
citi Hohnors reserve (95)
US bank chash+(0)

AmericaのCredit card5 ドル建てクレジットカード2枚目以降

ドル建てクレジットカードの一枚目については、以前書いたように選択肢が少ない。
二枚目以降については、アメリカ人と同様に考えていかなければならないが、違う点もあることに注意。

ここでは、私のカードリストと使い方・二枚目作成前の準備・カードの候補について述べていく。

私のカードリストと使い方(優先順位)
  1. 還元率5%カード
    1. AMEX Blue cash preferred(スーパーマーケット)
    2. Discover(季節ごと還元分野決定)
    3. Chase freedom(季節ごと還元分野決定)
  2. Citi hilton hhonors reserve (米航空券は全部これ。一万ドルちょい超えまで。詳細を紹介)
  3. 還元率2%カード:Citi double cash(なんでも2%)
  4. Amex - Hilton hhonors はAmexが使えるレストラン専用
最低でも2%還元であることと、(私にとって1万ドルまでは)Hilton(実質1.5%なのだが、無料宿泊ねらいでこっち)のほうが2%より良くなったことが分かると思う。

二枚目作成前にすべきこと
既にSocial security number(SSN)は取得しているはずだし、これをクレジットカード発行会社に連絡していることが前提条件。クレジットスコアが少し上がると、ダイレクトメールがくるようになる。(クレジットスコアの上げ方は後日書く。)自分の場合は、AMEXとDiscover社からダイレクト-メールが来るように なった。

次にクレジットスコアの確認。FICOスコアと呼ばれるものが有料で確認できるが、Credit karmaCredit sesame というサイトで擬似FICOスコアを得ることができる。SSNを登録しなければいけないので、少し不安になるが、自分が今のところ使っていて不都合に感じたことはない。クレジットヒストリー構築開始から半年はスコアが付かなかったかもしれない。

ちなみにダイレクトメールのPre-approvedは信じて申し込むと時期尚早と言うケースもあるらしい(笑
最低でもダイレクトメールが送られ始めて3ヶ月は待ってみることをおすすめする。

カードの候補
人によって生活が異なるので、一概にどのカードが良いかは難しいが、キャッシュバックカードは誰でも使いやすいと思う。

まずは誰でも使うスーパーマーケット最強と言えば、
AMEX - Blue cash preferred か Blue cash everyday (年間2500ドル以上6000ドル以下の利用で前者がお得:前者年会費75ドル。前者は6%・後者は3%の還元率で25ドルずつキャッシュバック(請求額から差し引き)できる。)
ガソリンも前者なら3%還元になる。
外国人にとっての弱点が2つ。AMEXの家族カード申請にはSSNを書き込む欄がある。電話で訊くと、SSNなしでも家族カードを発行してもらえるが、電話での英語が慣れていないと、多少敷居が高いかもしれない。
また、AMEXは店によっては使えない。体感では6-8割の店で使えている。

3ヶ月ローテーション5%還元カード(年会費無料)
Discover - Discover it
Chase - Freedom
Citi - Devidient
3ヶ月ごとに5%キャッシュバック項目が切り替わる。

私の場合、正直上記二つの項目だけでかなりカバーできた。しかし、問題点や特徴もあげておこう。
自分はBlue cash preferred, Chase freedom, Discover itを持っている。
AMEXやDiscoverは使えない店もそれなりにある。よって、Chase-freedom (VISA)あたりは是非持っておきたい。
Discover it は限度額がダントツで低かった。しかし、年会費無料のカードのうち、比較的珍しい為替手数料無料のカードの一つ(他はCapital one社のカードぐらい)。日本ではJCBとの互換性がある程度(未確認)あるらしい。
ローテーションから外れるとどのカードも1%還元になる。キャッシュバックは50ドルから可能だったと思う。
少し大きいのでカードの枚数をある程度しぼりたくなる。

キャッシュバック以外のカードは人によって考え方が異なるので、自分が持っているカードのみレビュー。
考え方として、キャッシュバック以外のポイントは一つか二つに絞るべきだ。おそらくマイルかホテルを中心に貯めていくことになる。マイル還元で3%を超えるカードは正直見たことがない。ホテルのポイントは好みが出るだろう。自分はヒルトンのhhonorsを選んだ。
Amex - Hilton hhonors (年会費無料)
Citi - Hilton hhonors reserve (年会費:95ドル)
Amex はレストラン決済用(2.5%還元)、Citiは航空券(2.5%還元)+日本一時帰国時用(為替手数料無料)+ ヒルトン成田で前泊・後泊あるいは、アメリカ国内宿泊(ゴールドステータス)+年間利用額1万ドル以上で宿泊おまけつき。正直年会費が高いのでcitiの奴は悩んだ。結果、ヒルトンの戦略に丸め込まれることにした(笑
それ以外の不特定分野での決済でも3ポイント(1point=0.5cent)で1.5%還元程度にはなる。
レストランはhilton dinersにもクレジットカードを登録。

つまり戦略としては6%(スーパーマケット、年会費を考えると実質5%)/5%(3ヶ月交代)のキャッシュバックで漏れたものをhilton hhonors(航空券2.5%, その他1.5% + α)で回収。1万ドルを超えたら Citi double cash(2%)

AmericaのCredit card4 ドル建てクレジットカード1枚目

ドル建てクレジットカードを持つためにはクレジットヒストリーが必要。前提としてSSNが必要。
SSNは申請を渡米後2週間以上あけた方が早いらしい(2012年当時)。
そうすると、クレジットカード一枚目の申請はSSN取得後ということに一般的にはなる。
さらに、以前述べたように、クレジットヒストリーがない以上、最初に持てるドル建てクレジットカードは非常に限られている。そこで、渡米前から作ることのできるドル建てのJALやANAのクレジットカードを含め、紹介したいと思う。

まず最初に、渡米直後のクレジットヒストリーのない状態ではJAL-USAANA-USAAmerican express card、 様々な銀行のSecured card これら4種類以外で取得するのはかなり困難だと思う。

JAL-USA または ANA-USAは渡米前から申請できて、渡米後すぐ送られる。SSN取得後すぐに登録する。
自分の場合はJAL-USAで 限度額3000ドルだった。この二枚は、収入が必要。専業主婦の嫁にはBank of America の Secured cardをとったが、限度額は500ドル以下。(Secured cardは限度額のデポジットをあらかじめ預けておくもの。) 年会費も高いし、ひどいシステムだが、クレジットヒストリーが悪い・ないというのはそういうことなのだろう。
ANAとJALでは年会費のシステムが少し違う。両方とも1ドル->1mileバージョンは70ドル。JALのみ2ドル->1mileで20ドルバージョンがある。

American express cardは 一年以上日本で円建て(日本支社)を持っていると、ドル建て(米本社)に電話申請で切り替えることができるようになるらしい。円建てAMEXは年会費も高くて年会費を払う気が起きないが、振り返ってみて、長期的展望から考えると、悪くないかもしれない。なぜなら、ドル建てにした後は年会費無料にダウングレードできるからだ。JALやANAだと解約するしかないし、クレジットヒストリーに多少響く。

クレジットヒストリーを高くするためには、最初のドル建てクレジットカードの解約は非常に難しい。
そのことを踏まえて良く考えてカードを選んでほしい。

と言いつつ、JAL-USAは既に解約した。既にクレジット歴が長いし、結構枚数がある(限度額がそれなり)なので、少し下がるだけで済んだ。

ドル建て二枚目以降のクレジットカードについてはは次の回に。

AmericaのCredit card3 円建てクレジットカード

アメリカにおけるクレジットカードの必要性は以前述べた。
今回は円建てクレジットカードに焦点を当てる。
どんなカードを持っておくべきか?

前提条件として円建て収入ドル建て収入で大きく変わる。

円建て収入の場合

VISA かMASTER提携カードを最低一枚。ある程度限度額が大きいことは必須。為替手数料・還元率にも注目したいが、正直1%変えられる候補はほとんど見つからない。むしろ、為替変動リスクをどう処理するか(円高時に円をドルに替えて現金を持ち込むとか)を考え、比較的円高の時期にドルに変えて持ち込むか、送金した方が良いのかもしれない。
送金手段については、またまとめたいと思う。

ドル建て収入の場合
VISAかMASTER提携カードを最低一枚。主に使うのはドル建てクレジットカードをまともに使えるようになるまでの生活立ち上げ時。ゴールドカード以上の限度額だと使いやすいだろう。また、多くの場合、現地の医療保険等が有功になるまで、海外旅行保険が必要になるが、これをカバーできる付帯サービスのついたカードが良い。還元率は二の次。ドル建ての収入であれば、ほとんど使わなくなる。

自分の場合、前提条件として、子供がいるので、海外旅行保険がある程度手厚く、家族特約のついたカードを調べ、Saisonゴールドアメックスを選んだ。アメックスが使えないこともあるので、楽天カード(VISA)も一応持参した。二つのカードとも家族カードを作った。JAL-USAカードが届いた後は、セゾンゴールドアメックスを車の購入等の費用のみに用いた。(限度額がゴールドだけに相応であり、その時点でのドル建て支払い能力では足りなかった。)しかし、セゾンゴールドアメックスは決して還元率の高いカードではないし、アメックスは使い辛い。付帯サービスの利用のみに焦点を当てるべきだ。付帯サービスは自動付帯の家族特約付の手厚い海外旅行保険・クレジットカードの空港ラウンジ利用・日本に帰国した際のトランク一個郵送サービス。家族カードにもこれらが適用される。 家族カードは嫁と母親に二枚発行した。利用額がある程度大きく、トランク郵送回数が多ければセゾンプラチナアメックスを申請していただろう。楽天カードにこだわりはない。むしろ今ならREXカードあたりを選んでいたかもしれない。

AmericaのCredit card2 アメリカでのクレジットカードの必要性

アメリカはクレジット社会。クレジットカードを持っていなければ子供以下。
残念ながら、渡米したばかりの人の多くはこの"子供以下"の状況からスタートすることになる。

なにが子供以下かというと、Credit history と呼ばれるものだ。SSN (Social security number)に紐付けされており、個人の経済的信用度の指標になる。Credit historyは借金をすることで作られるが、Credit historyがないと借金ができない。まさに鶏と卵の関係。

では、Credit history がない(もしくは悪い)と何がいけないのか?
"借りる"という行為が難しくなる。クレジットカードの申請・借金・家を借りるなど。

では、クレジットカードがなくて困ることは?筆頭は、車やホテルを借りることができないこと。
現金のデメリット(一日の引き落とし額制限・大量の現金を持ちあるくことのリスク・紙幣と小銭がかさばることなど)もある。短期滞在であればそれほど困ることはないのかもしれないが、長期だと困る場面も出るだろう。

赴任期間が決まっていて、円建ての収入の場合は円建てクレジットカードで十分かもしれないが、長期に住むことを考えている人にとっては、ドル建てクレジットカードが必須になるはずだ。

続いて円建て・ドル建てのクレジットカードについて書いていこうと思う。

AmericaのCredit card1 日米で比較した特徴

概要

日本のクレジットカードとの差異を項目別に書いていく。
アメリカではクレジットカード自体が個人の経済的信用度(クレジット)を象徴する面もあり、車やホテルの部屋を借りる際に必須であったりする。クレジットカード社会であるアメリカにおいては非常に便利な半面、リスクも大きいので、きちんと把握して作る・使うべき。

SSNとの関連

Social security numberに紐付けされる場合が多く、以下に述べるクレジットヒストリーに関連する。
以下余談
自分の場合、SSNなしでの登録は一時的のものだけだった。JAL-USAカードがSSNが届くまでの間。あと、嫁のsecureカード。自分の銀行口座を joint accountにし、利用履歴が1年以上ある銀行から(Bank of America)のもの。これが影響しているかは分からない。SSNなしでの利用は銀行にとってもリスクになるはず。嫁のSecureカードについては、一時的と書いてはみたが、1年以上たってもsecureカードについては登録を催促されてはいない。契約時に一応登録を推奨されたし、長期的にはするつもり(むしろSSN取得・登録後のヒストリー反映狙い(さかのぼって反映されるはず…)でカードを申請した。)


クレジットスコア(FICOスコア)との関連


ApplyしてApproveされる基準がクレジットヒストリー。その目安がクレジットスコア。
多くの場合、”鶏と卵”の関係にあり、クレジットカードを使うことでスコアがあがるが、クレジットカードを持つためには、高いクレジットスコアがあった方が良い。
クレジットスコアが悪い人用のカードもある。
各銀行のSecureカードとよばれるものがそれだ。学生用のカードもそういう意味では多くのアメリカ人にとって最初に持つカードになるのだろう。
以前、日本人用のドル建ての一枚目のクレジットカードのについては記述したとおりだ。ある意味裏技的だが、
実用的だと思う。
クレジットスコアが良くなれば、preapproveと呼ばれるダイレクトメールが届くようになる。
このダイレクトメールは目安にだけするべきで、カード選びは慎重に選ぶべき。

<スコアをよくするには... まず勉強すべき(笑>
以下を読む前に、他サイトでクレジットスコアの構成要素を学ぶべき。しかし、まぁ、まとめると…
-延滞しない
-利用枠に対する利用額を毎月30%以下1%以上にする(締め日前の途中部分支払いが有効かも@低利用率)
-無闇にカードを申請しない
-無闇に解約しない
-上記と矛盾するが、利用枠総額をあげる。
-同じく、上記と矛盾するが、カード枚数を増やす。
まとめると、”本当に必要なカードのみ、責任を持って、余裕を持ち、長く使うべき”ということ。

逆に、スコアが悪くなると良くするのは大変なことらしい。経済的信頼度とはそういうことなのだろう。

家族カード


家族カードとは書いたが、アメリカではauthorized userと呼ばれ、家族に限らない。なお、クレジットヒストリーに影響するのは(つまり、全責任が)通常、本会員のみで、authorized userには影響しない。そのため、Amex以外ではほとんどの場合、SSNを登録に必要としない。AMEXにしても、電話での登録であれば、SSNなしでいけるが、あとからたまにくるSSNをよこせメールが多少うざい。SSNは登録する理由はとくに見当たらないので登録すべきではないと考える。


入会特典・還元率 / 年会費

日本のカードに比べて年会費に対する入会特典・還元率が良い。これが良いカードほど必要とするクレジットスコアが高くなる傾向がある。ドル建て二枚目以降のクレジットカードであれば、還元率2-5%程度は狙っても良いと思う。入会特典だけで選ぶのは避けた方がいいが、目も眩む場合もある(笑 無料カードですら200ドル以上の入会特典があったりするわけだし。それでも避けた方が良い理由は上記の<スコアを良くするには>を参照。


スキミング


レストランを中心にかなり多い。毎月以上の頻度でカード利用内容をきちんとチェックすべき。カードごとに有利な点を整理し、利用分野を限ることで、チェックしやすくなる(レストランなど見えないところで取り扱うカードは手持ちのカードの中で限定すべきということ)。補償されることが多いらしいので、見つけたら即時カード会社に連絡。
ちなみに、一度スキミングされたことがある。馴染みのレストランの知らないウェイトレスだった(後日発覚)。
逆にあまり使っていなかったDiscoverでパソコン買ったらスキミング疑いでいきなり止められて参った。 (これもよくある…)


支払い方法


日本で言うところのリボルビング払いが一般的だが、トラブルの元だし、論外。
全額自動引き落としが楽だが、小切手で支払う人も多いようだ。自分は全額自動引き落としにしている。ただし、毎月全部明細を確認。


Balance transfer


論外。興味を持つべきではない。以上。日本のクレジットカードとの差異を項目別に書いていく。
アメリカではクレジットカード自体が個人の経済的信用度(クレジット)を象徴する面もあり、車やホテルの部屋を借りる際に必須であったりする。クレジットカード社会であるアメリカにおいては非常に便利な半面、リスクも大きいので、きちんと把握して作る・使うべき。

AndroidのSIMロックフリー機種 を用いた携帯節約術5-まとめと実際の利用法

  1. 目次
  2. 機種
  3. SIMカード
  4. ソフトウェア 
  5. まとめと実際の利用法(本ページ)
 電話を受ける場合 
実際に電話を受ける場合には米国内の人にはGoogle voiceの番号を教えることで、日本人にはFusionIPの電話番号を教えることで、左図のように電話を受けることが可能だ。

ちなみに、Google voiceは紐付けされたすべての回線を鳴らすので、自分の職場で自分がいるときは電話が鳴るとうるさかった。





 電話をかける場合
 
普通に電話をかけると左のようになる。できればVOIP経由(インターネット経由)でかければ料金は抑えられるはずだ。

日本にかける場合は、相手に自分の番号を知られたいかどうかで使い分けると良いだろう。




Google voice のコールバックシステム
もともとこれがGoogle voiceの本来の姿だった。
パソコンからのコール指示で紐付けされた電話のうち一つを鳴らし、”電話を受ける”形で電話をかけるのだ。受話器をあげると、コール音がなる。

今では、電話を受けるときに多くの場合無料である固定電話(紐付けした職場の電話など)ぐらいしか使えないが、意外に便利。
職場から無料で(国内で電話を受けた料金=GV以外無料)で国際通話(差額がGVで課金される形)することができたりするわけだ。

AndroidのSIMロックフリー機種 を用いた携帯節約術4-ソフトウェア

  1. 目次
  2. 機種
  3. SIMカード
  4. ソフトウェア (本ページ)
  5. まとめと実際の利用法
Google voice
これがないと始まらない。Google voiceについての私の説明はこちら


Google hangout

おそらくHangoutとしてプリインストールされているであろうソフト。ただし、Google voiceの記事で書きましたが、番号取得にはアメリカの電話番号とアメリカのIPアドレスからの申請が必要です。

あまり音声が途切れませんが、音質がもう一つです。
軽いプロトコールを使っているのでしょうか。







Fusion IP-Phone SMART
注意点としては 0120などのフリーダイヤルには非対応です。また、時間的に通信が過剰となる場合・地域では切れることがあるかもしれないので、音声通信やショートメール機能付きも人によっては検討すると良いでしょう。
IP電話については、また述べますが、FusionIPと050Plusとを比較して自分はFUSION IP-Phone SMARTにしました。理由は2回線目からの基本料金です。
ソフトはいろいろ試したのですが、純正が安定していて良いです。





Google hangout dialer あるいは Google voice について

Google hangout dialer もしくはGoogle voiceについて

Googleのサービスは洗練されたものが多いが、Google voiceはぜひ日本の電話業界にも欲しい。日本国内同士の多くの回線(囲い込み戦略による無料化が例外にあたる)よりも安い場合が多いのだから。
  • プリペイドのアメリカのIP電話である
  • アメリカの電話番号がもらえる
  • 紐付けにより自分の他の電話が子機のように使える  
  • ショートメールも使えるが、銀行などのセキュリティキーなどはダメ(短すぎ?)
  • Hangoutと統合されたことで、番号が必要な電話とテレビ通話とでタグ別になった
などの特徴がある。条件としては、
  • アメリカの電話番号をもっていること
  • アメリカ国内からのアクセスで申請していること。
だが、日本国内からでも頑張ればできるので、ぜひ挑戦して欲しい。
実際の使い方は節約術で述べたいと思う。






AndroidのSIMロックフリー機種 を用いた携帯節約術3-SIMカード

  1. 目次
  2. 機種
  3. SIMカード(本ページ)
  4. ソフトウェア 
  5. まとめと実際の利用法
携帯・Cell phoneの利用頻度について

アメリカのSIMについては利用頻度の低い人を対象にPay as you go (プリペイド)での話を進めます。利用頻度の高い人もMonthly契約で結構安く抑えられる気がします。
日本でのSIMは格安データ通信SIMであれば他にもあるとは思いますが、OCNモバイルONEしか使ったことがないので、分かりません。

H2O wireless
まずアメリカでは文句なくここのSIMがベストだと思われます。費用プランはこちら
最大の特徴は通話料とデータ通信料の合計がプリペイド額から引かれることです。
つまり、データ通信が別料金ではないということですね。かつ、最大3ヶ月もちます。
実際、カーナビすら用いず、電話も用いなかったときは3ヶ月10ドルですみました。
注意事項を以下に述べます。
  • 不要な時はデータ通信を切る(あるいはデータ通信アプリを切る)
  • 日本でも購入可能だが買ってはいけない(購入はアメリカで;下記参照)
  • 所詮3G程度:VOIP(データ通信でのIP電話)できるほどの回線速度はでない
つまり、アンドロイドを必要時以外ガラケー状態で使うことにはなりますが、
いざと言うとき(迷子とかメール確認とか)にデータ通信を少量使う用途には最高です。
購入はアメリカのAmazonからが値段も1セントのみで良いと思います。
購入後は、H2O wirelessのサイトからチャージするだけです。


OCNモバイルONE
日本のSIMはあまり試していないのですが、OCNモバイルONEで不満を感じたことがありません。
自分はデータ専用のみの契約でしかも家族(3人)で最小量を分けてます。
注意点としては、1回戦目はアマゾンからの購入で良いですが、2回線目以降はSIMの申し込みが必要です。ターボ機能のON・OFFは専用ソフトが便利ですね。

2016年1月19日火曜日

AndroidのSIMロックフリー機種 を用いた携帯節約術2-機種

  1. 目次
  2. 機種(本ページ)
  3. SIMカード
  4. ソフトウェア 
  5. まとめと実際の利用法
機種選びが面倒くさい人はNexus4Nexus 5
特にアメリカで買うとお得です。Nexus6も既に売られていますが、まだすごく高価ですね。

--------以下詳細--------

節約するためには思い切った投資も必要
ここで一番大事、かつ最大の投資をすることになります。
下記にもありますが、ナビなどはスペックがないと動作が重くてストレスになります。

日米で使える機種を考えるのは面倒くさい
とりあえず、SIMロックフリーの機種を探します。ただし、SIMカードの対応機種をきちんと調べないといけません。次のSIMカードのページで書きますが、日本のOCNモバイルONEとアメリカのH2O(AT&TのMVNO)などをチェックする必要があります。あと、細かいことをいうと、電波を規制する技適を通過していないといけないとかあったりします。

おすすめはなんといってもNexus 5です。 Google 公認なのでUPDATEも早いし動くソフトが多いはず。D820とD821があってアメリカは前者、日本は後者を売ってますが、D820の方が安く買えるはず。(技適の問題があるかもですが。)

私は、二度目の渡米前に当時最安(6000円程度)だった HUAWEI IDEOS U8150 を日本で購入。アメリカでNexus4を購入しました。Nexusについては当たり前ですが、アメリカの方がかなり安かった(200ドル程度)です。ちなみに私はまだNexus4を使っています。


スマートフォンをSIMロック状態で購入・利用する人は情弱
メリットがほとんどないですし。(日本では、一部、売り払うことで稼ぐ人がいるが、最近では利益を出すのが難しいらしい。)実質0円なんて本当であるわけがないわけで…JARO頑張れよ!これはアメリカのスマホも同様でアメリカから国際電話もかけられるとてもお得なプラン!なんてGoogle Voiceのコストを見てから酷すぎる内容に驚きましょう。国際電話はさすがにWifi環境下で使うでしょうし。

アメリカで安いガラケーを買うのは絶対やめた方がいい
音が酷すぎることが多いです。最初に渡米したときに大失敗しました。

ナビ機能
私はアメリカでカーナビ代わりに使ってました。カーナビはアメリカは良く盗まれるので、
携帯のほうが良いかもです。
携帯なので、徒歩はもちろん、自転車用車用のアタッチメントもあるので、便利です。
ただ、自転車は気をつけないと自転車が倒れたときに携帯落として壊れます。
結構電力食うので、車なら充電アダプター、それ以外は電池が欲しいところです。

ワイヤレス充電
これ、便利です。おすすめはこれ。寝ながら見たりするときに充電しながらできるし、
なんといっても角度調節が素晴らしい。ちなみにタブレット(Nexus7)でも結構使えて
おもにタブレットで使ってます。









2016年1月9日土曜日

日本のスターバックス

アメリカですごい量のコーヒーを飲むようになる人多いんじゃなかろうか。

自分はアメリカではスーパーでスタバの豆をディスカウントのときに良く買ってた。安いし。

日本のスタバの店舗は高い。アメリカも安くはないが、2倍してね?
量少なすぎ。大体shortってなんだよ。
そんなサイズあったか?一口じゃねーか。
漢ならVenti標準だろ(嘘)。 ありえん。豆まで高いし。


と言いつつ、スタバの豆好きなんです。 (深煎りずきな人に多いよね。)

というわけで、妥協点がこれ。 (似非スタバ好きですね…)

Kirklandのコーヒー豆 スタババージョン
スタバと同じ品質で、値段がアメリカのスタバ定価の1.2倍程度かな。

種類がないのが難点。(House と Espressoのみ)


こういう容器に入れて保存すると、開閉も楽だし、おいしく保存できます。。
冷凍する人は常温に戻してから開けましょう。
挽くのは自分はMelitta(メリタ) セレクトグラインド を使ってます。

コーヒーは本当は煎りたて挽きたて入れたてがおいしいのだろうけど、
後者二つで我慢。
生の豆は関税がかかるし、日本の焙煎屋さんは高いよね…。
というか、日本のチェーン店のコーヒーはまずいか高いか、少ないかで豆以外なかなか買えない…。
専門店はそれなりだったりするけど、高いよね…。


<コーヒーの好み>
日本で一番苦手なキーコーヒーはカラメル薄めた味しかしない。あれコーヒーじゃないでしょ。

好みもあるんだろうけど。

冬のボストンでダンキンの安くて薄いコーヒーをお茶がわりに飲むのも好きです。
朝にオボンパンでVentiサイズのコーヒーを買うのも好きです。
実はコーヒーの味音痴なのか...? 安いから良としよう。


2016年1月8日金曜日

AndroidのSIMロックフリー機種 を用いた携帯節約術1-目次

日米を行き来すると、携帯電話事情の違いに気づく。

日本では携帯電話会社から購入したスマートフォンSIMロック機種で あまり通話・通信しないにも関わらずパケ死が怖い情報弱者を貪る土壌があるし、ガラパゴス携帯を使う人もいる。アメリカではプリペイドが多く、機種も通話回線も上質ではないが、安い。

まずはGoogle voiceについて見てほしいが、非常に複雑なので、まずは概要と特徴を私がまとめたものを見たのち、以下の5あたりをみてもらえると、概要がつかめるかもしれない。
この後続く、本シリーズではAndroidのSIMロックフリー機種でSIMを入れ替えることで日米ともに節約をする術を紹介する。
  1. 目次(本ページ)
  2. 機種
  3. SIMカード
  4. ソフトウェア 
  5. まとめと実際の利用法

特に日米を行き来する人には有用だろう。
参考までに、私自身はほとんど通話しないが、アメリカから日本へ、日本からアメリカへの電話は行うことがある。アメリカではカーナビが盗難に遭うので、私はAndroidをカーナビにしている。この際の通信にも使えるものを選んだ。

話題が逸れるから詳細は書かないが、日本において、多くの電話をかける場合、ガラケー、カケホーダイの”ケータイ”(今回はこう表記する)は固定電話として家族で共有して使うほうが良い。(ケータイとは別の)スマホからVOIP・自宅ルーター(制限をかけつつVOIP用のポート開放)・Asterisk・カケホーダイのケータイを経て電話をかける。アスタリスクをうまく使い、家族で使うのが良い。内線の形でも家族間で使えるが、050を家族皆が持っていたら意味はない。
つまるところ、ケータイは固定電話として電話をかけるのに使う。電話を受けるのは050のFusion-IP電話を使うのが良いわけだ。日本の携帯電話のふざけた料金システムをぶち壊すためにも良さげ。まぁ、僕はほとんど電話使わないし、050しかもってないから、どうしょうもないんだけど。
よくまとまっているサイトを見つけたので、リンク貼ってみる。
http://wert44.blogspot.jp/2014/12/tsunagu.html