2016年8月28日日曜日

Career change1 脱アカデミアのすすめ

今年度、製薬企業に転職した。
アカデミアにいて、将来に悩む人の参考になればと思い書いてみる。

40を目前
医療系博士号
大学の任期付助教
家族持ち
助教赴任後、上司である教授と馬が合わないことが分かり、実質首になった。

転職の準備期間は3ヶ月

とりあえず、人生初の就職活動なので、初心者らしく以下の内容を行った。

リクルートエージェント(RA)さんに依頼
本当は二社程度に依頼するのが良いらしいが、そのことを知った時には一次面接が終わっていた。

TOEICを受けてみた。
結果が出たのが既に二次面接のときになり、書類に書けなかった。
面接で一応言ってみたが、海外赴任のせいで、別段気にも止められなかった。
受験料返せ…。


結局RA(リクルートエージェント)推奨の10社程度に応募
うち2社で最終面接まで残った。

転職先は中途採用が多い企業で、研究開発部門に入った。
9時ー6時程度。あとは残業代がつく。
残業以外の収入が100万近く上がった。なんといっても福利厚生が良くて、借り上げ社宅がありがたい。
正直経済面だけから見たら、アカデミアってスーパーブラックであることを再認識させられた。
研究費はふんだんにあり、テーマもバックグラウンドに合致しており、非常に興味深い。

ここまで書くと脱アカデミアは天国みたいだが、転職が甘くないことだけは別記しておきたい。
企業はよほど求める人物像と合致していないと採用しない。自分の場合は客観的にも主観的にも最適だった。これは給料にも反映された。
履歴はクリーンであることは当然(空白期間なし、短期での離職なし)
年齢制限:採用してくれた企業のオフィシャルサイトでの公式募集は35歳までだったが、RAがねじこんだ?
RAは紹介・情報提供してくれるだけの会社であり、中立というより金を払う企業寄りのエージェント(むしろ0次面接官)だと認識すべし。
履歴書命:下記の本は本当に役に立った。最高の履歴書を書いたつもりでも2社でミスがあった。結局8割書類だけで落とされた。読んでなかったらと思うと、ぞっとする。
以上。