私なりに少し考察してみました。
結論は
- 日銀は円建てで盤石
- 円や国債を保有する人、変動利回りの住宅ローン持ちが痛い目を見る
となりました。
予測される経緯は
- 株価の下落で日銀保有のETFの含み損が純資産を超える(場合以下が進行)
- 世界的に報道され、円への不信感が募る
- 円価格の下落
- 日本国債価格の下落
- 国債利回りの上昇
- (変動利回りの上昇)
- 中期的な日銀資産の回復
となりました。
ポイントは日銀が
- 営利企業ではない点
- 大量の国債を保有している点
- 決して国債を売らない点
- ハイパーインフレは(政府の)借金を返す絶好の機会
です。
つまり、円の相対的価値が下がる分、日銀の資産は目減りしますが、”円建て評価では盤石”だということ。国債価格は下落しても、ガチホの日銀は償還を待てば利回りがついた形で返ってくるのです。営利企業ではないから、国債価格が下落しても国債をガチホできるし、例えばドル建て評価で日銀資産がどれだけ目減りしても関係ないわけですね。営利企業ではないので、国債の利回りが大事で、国債価格がいくら下がっても関係ないんです。
利回り上昇に気づいたときに、やっぱ日銀の中の人は賢いなぁと思いました。
困るのは円や国債を保有する(主に日本)人であって、政府も日銀も痛くもかゆくもありません。むしろ借金が返しやすくなり、うはうはです。
結局、問題となるのは円への信頼です。日銀の債務超過状態は国債利回りの上昇で中期的に相殺されます。しかし、一時的にせよ、債務超過になる日銀を世界がどう評価するのか。つまり、一時的にハイパーインフレになるのかという点に尽きるかもしれません。手元に現物の金を置く人や銀行封鎖とかを騒ぐ一部の人の懸念もわかります。
ちなみに私は、Bank of Americaに2万ドル程度預金しています(クレジットカードと小切手でのみ利用可能…微妙w)。また、国内資産の90%以上がドルになっています。昨今のドル高は私と同じ考えの人が地味に円からドルに換えているのではないでしょうか?リスクヘッジの仕方としては甘いかもしれませんが、すべてに対応できるリスクヘッジをしようとすると、コストもまた大きいのです。
都市部に変動利回りで不動産に投資している人(住宅ローン含む)は、さらに結構なリスクを抱えることになりそうです。(売ればいいじゃない?って考えるかもだけど、みんながそう考えて売ったらどうなる?)田舎で住宅ローン餅はもともと浪費が目的だろうから、別にいいよね。
都市部に変動利回りで不動産に投資している人(住宅ローン含む)は、さらに結構なリスクを抱えることになりそうです。(売ればいいじゃない?って考えるかもだけど、みんながそう考えて売ったらどうなる?)田舎で住宅ローン餅はもともと浪費が目的だろうから、別にいいよね。
今日は以上です。
0 件のコメント:
コメントを投稿