2018年9月17日月曜日

Stock trade and tax 5 IDECOと所得税

IDECOはリタイア後の所得税の税率変化が激しい人のためのものだ。
IDECOで得られた利益に税金がかからないというのがウリだが、損益通算できないことを含めたリスクについてはきちんと把握すべきだ。また、利益は他の口座に比べて多くの場合、小さくなるだろう。特にサラリーマンとかね。

そのため、IDECOのメリットの大部分は所得税の税率の変化率が大きい人にしか意味がない
たとえばIDECO開設から死ぬまで同額の所得税を払っている場合、IDECOなんてクソだ。

IDECOは商品の入れ替えができるけど、頻繁に行うようには設計されていない。 また、大企業の会社員など福利厚生が厚いところでは、投資額が雀の涙だ。
どれを買うか悩むほどの商品の数がないので、かける時間も比較的少ないが、得られる利益はさらに少ない。ただし、長期にかけた場合にはそれなりの額になる場合もある。つまり、受け取り前の運用状況がもっとも大きく反映される。しかし、一般に人生が終盤になるにつれ、リスク資産のリスク低減を考えるべきとされる。この2点が矛盾するため、非常に迷うことになるが、あえて言わしてもらえるなら、額があまり大きくない以上、リスクを冒した上で長期的利益重視で運用が良いのではないかと考える。

IDECOの本来のターゲットは、自分の将来設計をふまえたうえで、超長期的な視点で商品を入れ替えていくのが良く、60歳ぐらいで経済的に余裕を持ちながらリタイアできる自営業向けの…ってそんなやついるのかよ!というかんじではあるが、長期的に積極運用できる人ならNISAより楽しめルカもしれない。。

ジュニアNISAなどより難易度は同程度か低いかもしれないけど、人を選ぶし、マネージメントするコストエフィシエンシーが今ひとつ悪いが、ある程度のリスクを楽しみながら運用するには良いシステムだと個人的には考える。

0 件のコメント:

コメントを投稿